トウガラシ

こんにちは、金曜日担当の山口です。
今週の医食同源の食材は「トウガラシ」です。

トウガラシと一口に言ってもたくさんの種類があります。
辛くない品種にピーマン、ししとうなどの野菜がありますが、
やはりトウガラシと言えば、香辛料の方ががすぐに頭に浮かぶのではないでしょうか。

日本でよく使われる一味唐辛子&七味唐辛子に入っているのは「鷹の爪」という品種です。
こちらの名前もよく使われますね。ハラペーニョやハバネロ、
またタバスコソースに使用されているタバスコペッパーというのも、トウガラシの品種です。

ところで、トウガラシのことを、英語ではチリペッパー(chili pepper)やレッドペッパー(red pepper)などと言います。
コショウとは全くの別物なのにペッパーと呼ぶ理由ですが、
これはコロンブスが自分の到達したアメリカ大陸をインドだと勘違いしていたため、
そのアメリカにあったトウガラシを「インドのコショウの一種」だと考えたからだそうです。
トウガラシが中南米原産で、そこから世界に広まったということを、このコロンブスのエピソードが示しています。

では日本名の「唐辛子」ですが、読んで字のごとく「唐の辛子」ですね。
つまり日本語でも、他の食べ物に言葉をつけ足した名前になっているのです。
この唐と言うのは中国の王朝の唐ではなく、漠然と「外国からきた」という意味のようです。
ということは、トウガラシよりも先にカラシ(和がらし)が日本に存在したということです。
トウガラシが日本に入ってきたのは戦国時代(1542年)で、
コロンブスがアメリカに着いた大航海時代前半(1492年)からそんなに経っていませんが、
カラシはそれよりずっと古く、弥生時代には日本に伝わっていたそうです。

閑話休題。

どんぐりオンラインショップで販売している「京野菜の入った京風ぎょうざ」には、
スパイスとして、有名な京都の老舗の「七味家本舗」様の一味唐辛子を使用しています。
ぎょうざはラーメンやカレーなどと並んで、代表的な「外国生まれの日本の国民食」ですが、
そこに日本の伝統ある老舗のトウガラシを使用する、これがどんぐり流の「こだわり」です。

トウガラシの辛み成分として有名なのがカプサイシンですね。
これは血液の循環を良くして体を温めたり、胃液の分泌を促しタンパク質の消化を助けたり、
白血球の一部である好中球の働きを高め免疫力を強くするなど、多くの効果があります。

ですが刺激が強いため、健康状態によっては摂ることを控えた方がよい症状
(消化性潰瘍、心臓病、慢性下痢、手術後など)もありますので、注意が必要です。
お医者さんに「辛いものは控えてください」と言われたことがある方も多いのではないでしょうか。
効果が強いので「毒にも薬にもなる」とは、こういうことを言うのでしょう。

また、最近になって韓国の大学で、カプサイシンを多く摂りすぎると、
発がんのリスクを高めるという研究結果が発表されたそうです。
韓国料理にトウガラシは無くてはならないものなので、今後も研究が続けられるのではないでしょうか。

トウガラシそのものはビタミン類やカリウム、食物繊維に富むなど非常に栄養価が高いのですが、
その辛さのため、一度にたくさん食べることはあまりありません。
ですが料理にひと味加えるスパイスとしては、非常に魅力的で、世界の多くの国で利用されています。

やはり健康であることの印として、美味しく食事をいただけるということが何よりではないでしょうか。
その意味でも、世界中で愛されるトウガラシは、とても素敵な食材だ!と言えると思います。

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トウガラシ への1件のフィードバック

  1. ichigomilk のコメント:

    本当に、どんぐりさんの食材、こだわりを感じます。
    一言で、トウガラシと言っても、奥が深いです。
    お勉強になりました。

    餃子、何もつけなくても、とっても美味しかったです♪

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