しょうが

こんにちは、金曜日担当の山口です。
今回の医食同源の食材は「しょうが」です。
「京野菜の入った京風お好み焼」にも入っている紅しょうが、あの「しょうが」です。

しょうがと言えば、それ自体が料理の主役になることはほとんど無く、
単独で食べることも、お寿司に添えるガリぐらいでしかありません。
しかし冷奴などの薬味として、またしょうが醤油や生姜焼きなど味付けの脇役として、
日本の食卓には決して欠かせない、そう言っても過言ではありません。

しょうがを漢字で書くと「生姜」となりますが、
書き方をそのままで「しょうきょう」と読むと、漢方薬になります。
生姜が配合された漢方薬は、なんと数十種類にも上るそうです。
しょうがには、ビタミンなどの栄養成分は決して多くはないのですが、
しょうが独特の辛みや香りの成分に、優れた効能があるのです。

辛みの成分はジンゲロール、ショウガオールと呼ばれ、
香りの成分はジンガロンと呼ばれます。
生のしょうがにはジンゲロールが多く含まれ、
加熱したしょうがではジンゲロールがショウガオールに変化します。

ジンゲロールには体内の白血球を増やし、免疫力を高める働きと、
ジンゲロール自身が殺菌効果を持ち、細菌を撃退するなどの働きがあります。
これにより、風邪に対抗する効果や、食中毒を防ぐ効果などが得られます。

ショウガオールには血管を拡張し、血行を良くする働きがあります。
しょうが湯を飲むと体がポカポカするのはこのためです。
また抗酸化作用があり、がんなどの病気を防ぐ効果も期待できます。

また、ジンガロンにも体を温める効果や殺菌効果があります。

生のしょうがと加熱したしょうが、それぞれ違う働きですが、どちらも効き目があるんですね。
ちなみにジンゲロール(Gingerol)はイギリスで、ショウガオール(Shogaol)は日本で、
それぞれ発見された成分だということです。
ですので、英語のジンジャー(Ginger)と、日本語のしょうがから、名前がつけられたんですね。

当ブログの「ねぎ」の回で、
「ネギ××ルという成分は存在するのかハッキリしない」ということを書きました。
ですがショウガオールは正真正銘存在します。
おそらく、ねぎもしょうがと同様、風邪に効果がある野菜ということで、
ショウガオールのような、ねぎ独特の物質があるのでは?という仮説の元に、
考え出されたものなのかもしれません。

最後に。
京都には少し変わった「たぬきうどん」があるのですが、ご存じでしょうか?
全国的には「たぬきうどん(そば)」というと、
天かす(揚げ玉)の入ったものを指すことが多いようですが、
京都では「油揚げとおろし生姜の入った、あんかけのうどん」になります。

これが最高に美味しい!こんな美味しいものはぜひ全国に広めたい!そう思っています。
特に寒い冬には、何回も家で作って食べています。
京都に来られたら、ぜひ一度、うどん屋さんで召し上がられることをお勧めします。

あ!
でも、どんぐりのお店の「焼うどん」や「べた焼うどん入り」等も美味しいので、
こちらもぜひご賞味下さい!アクセントに紅しょうがもちゃんと入ってます!

カテゴリー: どんぐりの『いろんなこと』 パーマリンク