こんにちは、山口です。
今回の医食同源でとりあげるのは「桃」です。

少し終わりかけの時期にとりあげることになってしまいましたが、
桃の実の旬は7月~8月、ちょうど夏休みの時期と重なります。

桃の原産地は中国北西部・黄河の上流の山岳地帯ということで、
日本にも縄文~弥生時代には既に伝わっていたようです。
西洋にもシルクロードを経て伝わったそうで、やはり美味しいものは
どんな国や時代でも需要があるんでしょうね。

花も観賞用になっていますが、桜やほどの人気は日本ではありません。
ですが本家の中国では、桃の花は非常に深い意味を持っています。

日本語にもなっている「桃源郷」とは中国人の目から見た理想郷のことで、
桃の花が咲き乱れ、仙人達が穏やかに暮らしている土地のことです。

また日本でも有名な中国文学・三国志演義で最初に出てくる話は、
劉備・関羽・張飛という個性的な三人の英雄たちが、桃の花の下で
酒を飲んで義兄弟の契りを交わす「桃園の誓い」というエピソードです。
これも桃の花の美しさが、名場面を演出していると言えます。

他にも、道教には食べれば不老不死となる桃の実の話などもあり、
中国人が桃に対して描くイメージは、絶大なものがあるようです。

一方、日本ではなんといっても桃太郎ですね。
ストーリー、テーマともわかりやすく、起承転結もハッキリしていますし、
日本人なら誰でも知っているおとぎ話の代表格と言っていいでしょうね。

桃太郎は男の子ですが、女の子にも「桃の節句」ひなまつりがあります。
ひなまつりの歌も、桃太郎の歌も、やはり日本人ならみんな歌えますね

つまるところ、桃は果実の美味しさと花の美しさから、
良いイメージが先行している、ということなのだと思います。
それによく見ると、実の形も可愛らしいですしね。

桃と言えば、主に生食用の白桃と、主に缶詰用の黄桃があり、
日本ではその2つ(水蜜(すいみつ)種)が主流です。
それ以外にも種類があるそうですが、甘味が強くジューシーな
水蜜種が人気が高いということのようです。

桃の実はほとんどが水分でできているため、中に含まれている成分は
そう多くはありません。
ですが、その中でも優れた効果を発揮してくれる栄養素は当然あります。

粘り気がある食感からも想像がつくように、桃には水溶性食物繊維の
ペクチンが含まれています。これは便秘を防ぐ効果があります。
便秘は特に美容の大敵ですので、女性にはありがたいですね。

桃の甘味の元はフルクトース(果糖)で、これは木に成る果物に多く
含まれています。消化分解を経ずに直接体内に吸収される単糖類なので、
疲れをとったり、頭を使う時に食べるのに向いていますね。
フルクトースは温度が低いほど甘味が強くなるという性質があり、
それが冷たく冷やした果物が美味しい理由だということです。

また桃にはナイアシンも含まれています。
これは糖質・脂質・タンパク質を代謝しエネルギーに変えるほか、
アルコールやアセトアルデヒドの分解を助ける働きもするため、
二日酔いを防ぐのにも効果があります。

ところで、桃色といえば白桃の実のようなピンクを差しますが、
どんぐりでは桃は桃でも黄桃の方をデザートに用いています。

カットした桃の実の上にバニラアイスやホイップをのせて
チョコシロップをかけた「チョコサンデー」は、
どんぐりで一番人気のある王道のデザートです。

それでは今回はこの辺で。

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